INFP型しゃどみのブログ

性格診断でINFPと知り、考えたことを心の外に出してみようと決めました。

紫式部さんってもしかして

ひょんなことをきっかけに
紫式部さんの作品に興味を持ち
瀬戸内寂聴さん訳の「源氏物語」を読んだ。
国語が苦手だった私には
きっと最後まで読めやしないだろうと
諦めながら読み始めたが
わかりやすい解説のおかげで
なんとか読み終えることができた。

読み終えてからは、源氏物語の世界に酔いしれる日々。
光源氏さんって現世なら、くそ男ってやつなのだろう。
でも、一度は愛した女性を最後まで大切にする人。
欲を抑えきれない愚かなところもあるけれど
まっすぐなやさしさを感じる。
女性たちが咲き乱れる花で
光源氏さんは太陽の光なんだなぁと感じた。

そして、1000年も前にこれほどの作品を創作した
紫式部さんという女性に興味津々となり
紫式部日記」も図書館で借りて読んだ。

これは私の勝手な意見なのだけど
紫式部さんもHSPだったんじゃないかな。

お祝いの宴の日、「早めに立ち去ろうね」と
同僚とすでに示しあわせていたところが好き。
私も1000年前に生きていてそんな状況なら
いかに自然に立ち去るかばかり思案していそう。
二次会に移り変わるその空気の変化の察知。
自然さを装って目立たずに退く振る舞い。
なによりその「時」の判断には自信がある。

職場での自分の役割の行く末を
あれこれ想像して落ち込んでしまったり、
そんな思案に沈んでいるもんだから
目の前で繰り広げられている晴れやかな行事も
楽しむどころじゃない心境で
ぐるぐる思考に陥ってる紫式部さん。

現実の世界はつらくても
物語の世界にいるときは幸せで
同じく物語を愛でる仲間と
語り合う時間が支えだった紫式部さん。

新しい職場に
どんどん染まっていく気がする自分への葛藤と
かつては物語で繋がっていた友達とも
職業柄なのか疎遠になってしまった孤独感も
日記に書いていた紫式部さん。

清少納言のことを書いている部分も好き。
他の人物のことも書いてるけど、人間観察がすごい。
なんだかとても共感できる日記で、紫式部さんってやっぱりHSPで、もしやINFP型!?とすら思ってしまう。

そういえば、お笑い芸人のオリラジ中田さんの
YouTube大学」っていうチャンネルで
源氏物語の解説を見つけて
中田さんの語りがわかりやすくて
すごくおもしろかった。

紫式部さん、1000年も前に物語を書いてくれて
個人的な日記も読ませてくれて、ありがとう。