INFP型しゃどみのブログ

性格診断でINFPと知り、考えたことを心の外に出してみようと決めました。

「繊細さん」の本を読んでHSPの私が実行してみた技術

「繊細さん」の本を読んで1年が経った。
数々のHSPの本を読んできたけれど、この本を読み終えたあとHSPをマイナスに捉えなくなっていた。
不思議なことにそれは1年経っても続いている。
この本にはHSPの特性を生かす技術がたくさん詰まっている。
もちろん、HSPゆえのしんどさも和らげてくれる技術もたくさん紹介されている。

1年前の私はこの本を読み終えた直後、
この本を参考に実行していきたいことをブログに書いた。

そして実際に実行してみて効果のあったことを覚え書きする。


【聴覚】
高性能の耳栓を持ち歩き、自分が望む時に静かな環境が作れるようにする
自宅でも旦那の生活音が辛いときに使用

↑こちらの商品を使っています。
耳からの情報って音の種類によってはHSPにとって辛いときがあります。  
音楽を聴いて紛らわす方法もありますが「音楽は聴きたくない、とにかく静かな場所に逃げたい」って時にすぐ使えるので、持っていると安心感にも繋がります。
見た目も目立たずそっと使用できます。
耳のサイズによって適切なサイズの商品が選べます。


【触覚】
ふわふわのやわらかい布にくるまる

肌を包むことで人は安心するらしく、やわらかな布に包まれると、HSPの強みである心地よさを感じるセンサーがすぐに発動してくれます。
私は茶色が落ち着くのでふわふわ柔らかで軽い茶色の毛布を使っています。
余談ですが、動物は弱ると暗いところに隠れる習性があるらしく、弱った時に毛布をすっぽりかぶって自分だけの小さな空間にいると少し安心するのは私だけでしょうか。



【嗅覚】
寝る前にラベンダー精油のアロマを使用

↑こちらを使用しています。
機械だと手入れが負担になってしまうので、ただアロマを垂らすだけで小さな空間に香りが広がる石にしました。
こちらの商品は持ち運びもできるので、緊張する予定がある場合など、気持ちを落ち着かせるアイテムとして鞄に入れておくこともできると思います。
私は生活の木のラベンダーが一番好きです。



【心】
「~したい」という心の声を最優先に聞く
「でも~すべきじゃない?」という頭の声よりも

これは一番大事かもしれないです。
そして一番難しいことかもしれないです。
でも、少しずつできるようになってきた気がします。

余談ですが、養老孟司先生という解剖学者の方のYouTubeで、自分の意識より身体の声の方を信じると話されていて印象的でした。
寝ている時は意識はないけど、身体はずっと動いているから身体の方を信じると。
意識がなにより大事なように錯覚してしまうけど、身体の声を私も信じていきたいと思いました。



【対人関係】
・相手の表情や雰囲気から感情の動きを察知したあとは、先回りして相手のケアをししない
ケアをしたくなってもしない
相手からお願いをされた時だけ動く


これはとても効果がありました。
人の感情の風向きの変化を察知しやすい分、先回りして相手の心のケアに動いてしまい他人の問題を抱え込む癖がありましたが、相手からお願いされない限りはケアをしないことを心がけることで、ほどよい距離感を築けるようになってきました。
最初この技術を知った時は少し冷たいようにも感じたのですが、自分と他人の境界線をしっかり引いておくためにも必要な技術だと感じました。
そして放っておいても物事は流れるように流れていくことも分かりました。



・誰にでも回復する力があるのでその力を信じて、相手に任せる

放っておいても物事は流れるべき方向に流れていくし、誰の心にも自然治癒力のようなバランスを戻そうとする力が働いていることが分かりました。
相手の感情を真っ正面から受け止めるのではなく、「大変ですね」という距離感を守り、自身の力で回復していくことを信じて任せて待つこと。
この技術のポイントは時間を味方にすることだと感じました。

そして、私がこの技術の好きなところは、「回復する力を信じて任せて待つ」ことは、自分自身にもあてはめることができることです。






1年間実行してきてHSPのしんどい場面とうまく折り合いをつけられるようになってきたように感じる。
そして、なによりHSPの特性「物事を深く味わうことができること」のおかげで、変なマイブームがあったりしながら、味わい深い人生を送ってるような気がする。




HSPの幸せリストがたっぷり載っているこちらの本もとても参考になりました。
「繊細さん」と名付けてくれた著者の武田友紀さんもHSPです。