読書珈琲リチルさんの魅力 光のこと
扉の先
そこはまるで
ろうそくの炎の色みたいな世界
窓から入る太陽の光は 意図的に隠されている
隠されたからこそ 気づく
いつもそこにある太陽の光
隠されたからこそ 気づく
照明の色の暖かさと親密さ
本を開けば テーブルの上から
暖かな光が 紙を照らす
どこか懐かしい感覚
炎の色に安らぎを感じるのは
太古から続く
火の記憶なのかも
INFPゆえに
ついに照明の話から 電気なんてなかった太古の話へ
空想の世界は広がっていく
火を使うことで
人間は他の動物から身を守り絶滅せず生き残れた
食べ物を焼いて食べることを覚えた
人間にとって大切な火
火を囲んで人々は物語を語ったことだろう
リチルさんの部屋に入って
炎の色に包まれたとき
この光は
私を護ってくれるような懐かしい気持ちになった
はるか太古の焚き火からリチルさんの部屋の光へ
戻ってきた
でもきっと深いところで
記憶が繋がってるんじゃないかな
物語が繋がってるんじゃないかな
また行きたいな
あの扉の向こうへ
焚き火を囲みながら 人々がのんびり過ごす場所へ