中学生の頃の私の意見~24時間テレビについて~
私はこどもの頃から24時間テレビが嫌いで
もう何十年も見ていない。
だから今も続く24時間テレビが
どんなものなのかは知らず
このような記事を書くことは
よくないのかもしれない。
中学生の頃の私が
知的障がい者を兄弟に持つ者として
当時の24時間テレビに対して思っていたことを
書いてみる。
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「私が逆に勇気をもらいました」とか
「僕たちが反対に元気をもらいました」とか
涙ぐみながら話す場面が一番嫌いだ
なぜ勇気やら元気を与えることが前提なのか
なぜ障がい者は励まされる存在であることが前提なのか
「障がい者はかわいそう。私たちとは違う」という考えからでてきた言葉ではないのか
年に一度だけ障がい者の番組が放送されるのは
障がい者を特別扱いしている証拠じゃないのか?
外国のテレビは普段から障がい者もでているのに。
ダウン症の方が普通にコメンテーターもやってるのに。
(※中学生当時、読んだ本から仕入れた情報)
どうして日本のテレビは健常者ばかりで、
障がい者はテレビに出られないのか?
普段は隠しておいて、年に一度だけ24時間テレビに出演させて、健常者から感動しました!って泣かれる。
そして翌日からは、また障がい者をテレビに出さない日常に何事もなかったように戻る。
本当に差別のない社会なら、障がい者が普通にテレビに出てるはずなのに。
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親も同じ違和感を持ってるんじゃないかと思った私は
24時間テレビに対する上記の考えを話してみたら
「あんた、ひねくれてるんじゃない。いい番組じゃん」
と返された。えーーーーー!!!!っと心の叫び。
親はテレビの前で毎年泣いたりしてた。
自分の考えはひねくれているのだろうかと、疑問に思いながらも、「それでもやっぱり私はあの番組は嫌いだ」と思った中学生の私であった。